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久慈六郎さんには宝くじで大金を手にしても悲劇しか生まれなかった。

おかね.jpg
久慈六郎(偽名らしい)さんという人がいる。
ロト6で3億円当てたはいいが、その使い道を誤り散財してしまったという。

この人はもともと大金を手にしたら、
こうしたいああしたいというのがイメージとしてあったようで、
お金さえあればできることでやりたかったことはぜーんぶやったみたいだ。
おつかれさま。

やれキャバクラ通い、風俗通い、貢いでは逃げられる。
そういや反町隆でドラマ化もしてたっけ。

ただこの人のちょっとすごいところは、
宝くじが当たったからといって会社を辞めず、
当たったことが周りにばれないように、
身に着けるものや、車にもお金をかけなかったようだ。

見ているとひたすらに人との繋がりを求めていたようで、
顔出しNGでマスコミに取り上げられたり、キャバクラ通い等も全部、
寂しさを紛らわすための行動だったんだろうなと思う。
この事を解決するのに大金は必要なかったよね。
結局逃げられてるし・・・。

そもそもお金をみて近づいてくる人間を相手にしてるんだから仕方ない。
そんな相手の本心みたいなのって当の本人はわからないものなのかな?
それとも、『お金を持っている。』っていう事実が自分を見失わせたのかな?

もし、そんな大金が自分の前に転がり込んだら・・・。
正直、正気を保つ方が難しいのかもしれない。
冷静に落ち着いて貯蓄なんかできるだろうか、
欲しかったものを買わずにいられるだろうか、
いや。無理だ。
多分。欲しいものを片っ端から買い漁ったら、段々感覚がマヒして、
何でも手に入ると勘違いするようになるだろう。
モノだけでなく人の心さえもお金で手に入るみたいに思ってしまうかもしれない。

実際、宝くじで高額当選している人の多くは数年後借金生活をしているか、
白骨遺体で見つかるとかしている。
突如身の丈に合わない事が現実になると、
自分を維持させるのが如何に難しいか考えさせられる。

ところでこの久慈六郎という人。
どうやら当選分がマイナスにになる前に止まったらしく、
まだ2000万円程残した状態で心入れ替えたみたいだ。

お金を持っても人によっては良いことばかりじゃないってことだね。

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